【完】優しい彼の温もりに包まれて
「瑠夏、おいで?」


まだ片付いてない部屋の片隅で丈瑠があたしを呼ぶ

あたしは丈瑠に抱き着いた


「今日はごめんね?」


「瑠夏ってさ、謝りすぎだよな。俺がしたくてやってることだから気にすんな」


あたしには勿体ないくらい優しい彼氏だな


「一緒に寝よ?寂しい」


「可愛いこと言うな。帰らなきゃいけねぇのに帰りたくない」


なんて呟いてキスをしていた


「…んっ…やめ…て…っん」


丈瑠ってこんなキャラだったっけ?


「可愛いよ。好きだ」


“好き”とか“愛してる”っけ言われたら未だに恥ずかしい


それからご飯を食べお風呂に入って他愛のない話しをして時間を潰した


「さっ、寝ような」


丈瑠はあたしの頭を撫でて抱きしめてくれていた


それが安心出来てすぐに眠りに就いた
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