【完】優しい彼の温もりに包まれて
「後はあたしが片付けますね」


いつの間にか夕方になってるしね


「瑠夏ちゃん、また来るわね」


光莉さんと沙穂ちゃんと優一さんは帰って行った


「丈瑠は帰らないの?」


「俺はまだ此処に居る」


「疲れてるんなら帰って良いよ?」


「俺も少しは手伝わなきゃな」


無理しなくて良いのに…


「テーブルの下に敷くものがいるだろ?」


「それがどうしたの?」


「瑠夏が休憩してる間に買ってきたぞ」


……えっ?


「母さんから頼まれててな。“買ってあげなさい”って言われたから」


「テーブルも買ってもらったのに…?」


「あぁ、俺も此処でお世話になるかもだからこれくらいはしないとな」


「ありがとね?」


「どういたしまして」


本当は一人暮らしなんて不安で仕方ない
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