【完】優しい彼の温もりに包まれて
丈瑠Side


季節は冬になり毎日寒い日が続いている


瑠夏は一人暮らしをしながらバイトも頑張ってる


俺は瑠夏の部屋に入り浸ってる


家に帰りたくないわけじゃないけど瑠夏と一緒に居たい


最近、俺もコンビニでバイトを始めた


瑠夏にばっかり頼ってても申し訳ないから


瑠夏は俺に迷惑ばっかり掛けてるっていうけど…


俺だって入り浸ってしまってるから迷惑掛けてる


「丈瑠、今日も帰って来るんだよね?」


「あぁ、今日も来るよ」


母さんに“帰って来い”って言われたけどなかなか帰れてない


帰れたりするんだけど瑠夏が居る部屋に帰るのが癖になってしまった

今は昼休み


いつものように寒いながらも捺稀と圭輔、瑠夏の4人で屋上で過ごす


「瑠夏、大丈夫?」


心配そうに聞く捺稀
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