【完】優しい彼の温もりに包まれて
「心配だったから来た」


俺は正直に答えた


「来なくて良いよ。一人にして」


「苦しそうにしてんのに放っておけるかよ!!」


俺は瑠夏を抱きしめた


「もう良いよ。もう1人で良い。離して…触らないで」


瑠夏は抱きしめられたまま暴れ始めた


すると立ち上がりその辺にある物を投げ始めた


「止めろ!!」


「本当は嫌だったんだよ?凄く寂しかった」


「ごめんな…」


「…うっ」


「どうした?」


瑠夏は小さく縮こまった


「吐き気がする…」


と言って俺に抱き着いて来た


あまり調子は良くないようだ


「今日、母さんのとこ行くんだろ?俺もついて行こうか?」


「良いよ。捺稀について来てもらうから…それに丈瑠はバイトがあるでしょ?」


…確かにバイトがあるけど心配だ
< 420 / 764 >

この作品をシェア

pagetop