【完】優しい彼の温もりに包まれて
「とりあえず、瑠夏ちゃんを連れて来るのは許すけどあの娘は許さないわよ」


母さんも親父もこういうのだけは厳しいからな


「朱音、今日は帰って」


部屋に戻り呟く


「えぇ~先輩ともっと居たい」


「ごめん、今日は無理だわ」


「そうですか…また来ますね?」


朱音は俺にキスをして笑顔で去って行った


朱音が帰って静かになった部屋


今まで母さんから叩かれるなんてほとんどなかったのに…


-----トントン


この音は沙穂だな


「お兄ちゃん…」


「どうした?」


「あのお姉ちゃんは誰?瑠夏お姉ちゃんは来ないの?」


「瑠夏は多分来ないよ。さっきの子は来るだろうな」


今にも泣きそうな沙穂


これは沙穂が不安になっている証拠
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