【完】優しい彼の温もりに包まれて
「沙穂は瑠夏お姉ちゃんじゃなきゃ嫌だ」


……ごめんな。


沙穂は泣きながら出て行った


ほとんど泣くことのなかった沙穂が泣いた


俺、何やってんだろ?


何もしたくなくてベッドに寝転がる


なんか自分が情けない


瑠夏も泣かせ、沙穂も泣かせ…


1番大事な人達を泣かせてばっかり。


「丈瑠!!居る??」


慌ただしく入って来たのは母さん


「何?」


「沙穂のこと知らない?」


「さっきまで俺の部屋に居たけど…自分の部屋に居るんじゃねぇの?」


「それが居ないのよ!!」


……はっ?


「だから探して来て」


俺は仕方なく携帯と財布だけを持ち家を出た


沙穂が行きそうな場所へと行く


保育園、公園、噴水広場


だけど、何処にも居なくて…


もしかして瑠夏ん家?
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