【完】優しい彼の温もりに包まれて
「捺稀とお話したいよ。だから降ろしてくれたって良いじゃない」


「病室に行ったらすぐ降ろしてやるから病室までは我慢しな」


丈瑠は本当に病室に着くまで降ろしてくれなかった


「瑠夏、飲み物買いに行くけどなんか飲みたいものあるか?」


バッグの中から小銭の入った財布を探しながら聞く丈瑠


最近、知ったんだけど丈瑠は財布を使い分けてるみたい


「飲むならお茶で良い」


薬を飲む分の水はあるしね


「圭輔と捺稀は?」


「えっ?丈瑠の奢り?」


「今日だけな…?」


「お前が奢るなんて珍しい」


捺稀も驚いている


「あたしも瑠夏と一緒でお茶で良い」


「俺、コーヒーで。」


「じゃあ、行ってくる」


丈瑠はあたしの頭を撫でて飲み物を買いに行った
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