【完】優しい彼の温もりに包まれて
「俺こそごめんな?急に着いて行くことになってしまって…」


「良いの。お父さんが言ってたように丈瑠達が居た方が気も紛れるから」


お母さんと喧嘩しないで済むから助かった


丈瑠が居る事でお母さんの口数が減るはず…


----トントン


「瑠夏ちゃん、ご飯食べれる?」


千絵さんが心配そうに入って来た


「少しだけなら…」


「無理せずにゆっくり食べてね」


丈瑠にはコンビニの袋を渡していた


千絵さんは渡すものだけ渡して出て行った


「瑠夏、食べれるか?」


「うん。食べる」


あたしは少しずつゆっくりと食べ始めた


「ごちそうさまでした」


半分くらい食べて丈瑠に片付けてもらった


頼りっぱなしで申し訳ないんだけどね……。
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