【完】優しい彼の温もりに包まれて
「体調戻ってないし早く寝ろよ。じゃないと寝不足でまた体調崩すぞ。」


いつもあたしのことを心配してくれる丈瑠。


ある程度落ち着いたら何かお礼しなきゃいけないかな…


「分かってるよ…。いつも頼ってばっかりでごめんね?」


「大丈夫だから…瑠夏は今まで甘えられなかった分、甘えられる時に甘えなきゃな」


あたしは歯磨きをしてベッドに横になる


丈瑠は一時も離れずにあたしの傍に居てくれた


“丈瑠が離れて行ったら



なんて考えると怖い


それだけあたしは丈瑠を必要としているんだ


「丈瑠、ありがとね」


「俺が好きでやってることだから気にするな」


あたしの頭を撫でながら笑顔を向けてくれた


「おやすみなさい」


あたしは丈瑠の手を握ったまま眠りについた
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