【完】優しい彼の温もりに包まれて
「丈瑠君、ありがとう。無事に見つかってホッとしたわ」


ツキ子さんにお礼を言われた


「いえ。ただ自分に出来ることをしただけですから」


「瑠夏が落ち着いてからお話しようか。とりあえず瑠夏がお風呂から上がったら傍に居てあげて」


俺は小さく頷くと部屋へと戻りソファーに座る


「お兄ちゃーん!!いる?」


沙穂の声がして振り返る


「丈瑠君、2人分の食事持ってきたから。」


世蓮はテーブルの上にお盆を置く


「あっ、ありがとう。沙穂が抱かれてるその人は誰なんだ?」


「この人はあたしのお兄ちゃんなの。」


そういえば、此処に来る前に瑠夏が話してたな


「山岸蓮歩(ヤマギシレント)だ。よろしくな」


蓮歩さんを見て普通にカッコイイって思った
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