【完】優しい彼の温もりに包まれて
「おいで?」


瑠夏はニコッと笑って首に手を回してきた


「重たいよ?」


軽々と瑠夏を背負う


「大丈夫。今、歩きたくないだろ?」


歩くのも良いけど今は少しでも温めてあげたい


「さすが丈瑠だね」


「瑠夏のこと理解してるつもりだけど気に入らない?」


「嬉しい。ありがと」


「瑠夏の身体は1人じゃないんだ。だから、あまり冷やすな」


「そうだよね…ごめん」


瑠夏は本当に反省してるようだった


「「「瑠夏!?」」」


俺らに気付いた愛美さん、世蓮、ツキ子さんが近寄って来た


「良かった。見つかったんだね。心配したんだよ」


安堵の表情を浮かべるツキ子さん


「とりあえず、お風呂入って温まっておいで」


俺はゆっくり瑠夏を降ろす


「うん。そうするね」


瑠夏はそれだけ告げると去って行った
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