【完】優しい彼の温もりに包まれて
瑠夏Side


……夢を見た。


「俺、瑠夏のことまだ好きだよ?だから遊ぼ?」


その人はあたしの手を引っ張る


「嫌…止めてっ!!離して」


「そんなに嫌がらなくても良いじゃん。俺、瑠夏のこと諦めてないんだ」


「だから、止めてってば!!あたし、もう無理なの。だから、離してよ。響」


「俺、諦めないから」


響は離してくれるかと思ったけど離してくれない


「瑠夏、おいで?俺の傍に…」

そんな時、聞こえたのは
1番安心出来て愛しい人の声

あたしは響に握られてる
手を無理矢理解き丈瑠のところへ向かう

でも、近いようで遠い。
そんな距離

「丈瑠!!行かないで!!」


いくら追い掛けても追い
つけない


丈瑠は優しく微笑んでくれてるのに。


「あたしから離れないでよ!!」


…お願い。1人にしないで
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