【完】優しい彼の温もりに包まれて
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その言葉が鮮明で目が覚める


……良かった

隣にはあたしを抱きしめ
て眠る丈瑠


それが嬉しくて更に丈瑠にくっついた


約束したもん。


丈瑠が離れるわけないよね


「…ん?瑠夏、どうした?」


丈瑠はあたしの顔を覗き込む


「丈瑠が居ないかと思った…」


「変な夢でも見たか?」


あたしは小さく頷いた


「今、何時?」


「まだ5時だ。うなされてたみたいだけど大丈夫か?」


優しく接してくれる丈瑠


それが嬉しくて涙目なあたし


「泣きたければ泣けば良い。話しはその後だ」

あたしが話せないのを知
ってるから待ってくれてる


新年早々泣いてスタートするのか…


怖くて不安で今は丈瑠に抱き着いて泣くしか出来なかった
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