新撰組と現代女剣士





雪「……自分のした事が間違った常識など承知している。
これがどんなに重い罪でどんなに迷惑がかかっているのか、知っているとは言えないが


………それを知っていたとしてもきっと同じ事をする。

目の前の幸せにすがろうとしてしまう………
アイツ等の笑顔を見ていたいと思ってしまう。


私は弱い上に馬鹿だ、すまないな……お前がそんなに思ってくれていなのにな」



雪は困った様に微笑んだ



その様子に死神は気まずい表情で暫く黙りこくってしまった



そして再び口を開く



神「……お主は本当に馬鹿じゃな」


死神は力無く笑う



雪「五月蝿い」



雪はふんっとそっぽを向く








だが








雪に襲いかかる悲劇。


それははまだ始まったばかり。




そして





雪を待ち受ける命の削り合いの激闘は





まだ始まってもいない






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