新撰組と現代女剣士



雪の刀は鬼咬兇の肩を斬った

鬼咬兇の切り傷からは血が吹き出て、紅い花びらの様に舞い散る


舞い散る花びらを映す雪の瞳は妖艶な光を秘めている様に見えた


鬼咬兇はあまりの痛みに思わず出刃包丁を落とす


雪は出刃包丁からヒラリと降りると素早くしゃがみ、上段に構える



雪「――勝負!!」


雪はそう叫ぶと鬼咬兇に向かって駆け出す


鬼咬兇も出刃包丁を持ち、駆け出した



神「―――雪っ」







雪「あ″あ″あ″ぁぁぁぁあ″!!」



両者共に刀を振るった








―――――ザンッ





















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