destiny -運命の恋ー



 私はおかしくなったのか



 突然涙が出てきた



 ポタッ



 地面に垂れ、乾いたコンクリートに水玉模様をつけるわたしの涙をみた昴


 「え・・・・?どうした・・?」



 心配してくれた



 「もうわかんないよ・・・。なんで?どうして・・・?」



 「えっと・・・。お前に嘘ついたのは、先輩にお前とられたくなかったから。」

 「うん・・・・。」


 疑問が1つ解け、私の頭は少し楽になった


 「あと、友香と別れたのも当然お前が好きだから。」

 「・・・うん。」


 
 「今日ここに呼び出したのは、お前と仲直りしたくて・・・、お前に気持ち伝えるため。」


 「うん・・・。」


 聞きたい事が聞けて頭がスッキリしたのか、涙が気づいたらとまっていた



 「あと、聞きたいことは?」





 「もうわかんない・・・。」


 「そっか、でも返事は欲しいよ?」

 「うん・・。時間が欲しいな・・。」



 「わかった。じゃあ、決まったらよろしく。」


 「・・・うん。ありがとう、いろいろごめんね。」



 「ごめんねとか言うなよ。振られた気分じゃん(笑」





 そういう昴は無理に笑顔作ってる気がして


 すこし胸が痛んだ












 
< 25 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop