だからこそ、キミは。
『え、っと…。』
言葉が上手く、紡げない。
想像していた言葉と違う女の子たちの言葉は、私の頭を真っ白な白紙へと戻していく。
「もう、美優とは友達やめるから。」
―…なんで。
そんなこと、簡単に言えちゃうんだろう。
なんでそんなに、容赦なく私の心を突き刺すの?
『……。』
不意に閉ざされた、私の唇。
今すぐ声を上げて泣きたかったけど、強がりな私は我慢して唇を噛み締めた。
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