だからこそ、キミは。



中学生の女の子の、こういう話はよくあること。


実際に噂で耳にしたことあるし、その現場をなんとなく目撃をしたこともある。




……だけど。


私が実際に体験をすることになるとは、思わなかった。


自分には関係ないことだって、心のどこかで思っていたの。



「…バイバイ。」



それは、優しさのかけらも感じられない、冷たい言葉。



必要最低限な言葉を残した女の子たちは、颯爽と帰ってしまう。



< 112 / 437 >

この作品をシェア

pagetop