君に裁きの鉄槌を













しばらくすると、神宮寺は離れた。









僕も起き上がり、神宮寺の背中を見つめた。










神「…ごめん。何かあったら、いつでも言ってくれ。


  そんで…泣くな…」

『泣いてなんかねぇけど』

神「…フッ、じゃあな」









もしかしたら、神宮寺も僕のこと、女だってこと、気付いてるのかもしれない。







試しに目をさわってみたら、確かに濡れていた。





無意識に泣く…由姫菜の意思か?









僕は笑いながら空を見上げ、次の復讐劇に思いを馳せる。















何を、してやろうかな…
























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