君に裁きの鉄槌を













『だから、ど…ッ!!!!』










そう、いつだって僕は僕なんだ。そう言って神宮寺にどけと言おうとしたら、思いきり口を塞がれた。









なんで僕の周りにはこんなに手が早いやつばかりなんだ…!



玲衣の顔を思いながら神宮寺の肩に手を置いて力をいれる。











『…ッ!!神宮寺…、はな…ッぅ!』










口を開くと、その期を狙っていたかのように神宮寺の舌が入ってくる。









どいつもこいつも…ッ!!










『は…ッんな…!!!!

 ッたく!!』

神「!!」









舌を思いきり噛むと、神宮寺は顔を離した。









『…ッは、はぁ…


 何、男に欲情してんだよ、ばぁーか』









すると神宮寺は僕の首に顔を埋めた。










『……今度は何』

神「もう少し…このまま…」













彼が何をしたいのか全くわからなかった。でも僕は神宮寺の頭を撫でてやった。そして僕は自分の口を拭う。
























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