ずっと、居て欲しい。


「かっこよかったよ。」



先生が笑顔で言う。


あの優しい声で。



「正直、ちょっとびっくりしたけど。」


照れくさそうに


目線を合わさないで。



私は―


「私は…先生に緊張した。」




心の声が漏れてしまった。


ライブの後の高揚が

まだ落ち着かないからかな…



「はぁ?何でだよ。」



―大好きだからだよ。



それは言わないって

決めてるから。



「…だって腕組みで仁王立ちしてんだもん。」




「あぁーごめん。あんまこういう場所慣れなくてさぁ。」



「あ…ありがとうね。来てくれて。」



なんか、泣きそうだ。



「こちらこそありがとう。まぁ、あんま遅くならんように。」




お…先生ぽい事言ってる。



「先生…だなぁー。」



笑えてきて、
緊張の糸が切れそうで


それと同時に涙も出そう。


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