ただ君だけを想う。
さすがに体育会系な私でも急過ぎて耐えれないよ…っ!


倒れる―…っ!


と思ったけど、


私の体は斜めに倒れかけて、誰かの腕によって引き戻された。


た、助かった…。


けど、


『危ねーっ』


さっきよりも近い、耳元で男の子の声がした。


「あああ、あのっ…」


どうやら私は引き戻された弾みで、


助けてくれた男の子の腕の中にすっぽり収まっていたみたいだ。


『大丈夫だった…?』


まだ耳元で声がする。


「は、ハイ!大丈夫です!ありがとうございました!」


一応はお礼を言っとく。


助けてくれたわけだし。


でも…、


「大丈夫なので離して…ください…。」


まずはそこからだ。



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