導光
「満里奈が隣なんや!
めっちゃ嬉しい!」
ほんと満里奈が横の席で
良かったというか助かった。
奏なんかが隣にきたらずっと
横で騒ぐに決まってるもん。
「晃子ちゃん今日の先生
どんな人か知ってるん?」
「ごめんやけど知らんねん。
満里奈気になるん?」
「別にそんなにやけど
晃子ちゃんならきっと
知ってるかなと思って。」
「よし!じゃあ偵察してくる。
もう流石に事務局いてるやろ。
上手いこといったら斎藤さん
色々教えてくれるかもやし。」
満里奈のためなら途端に
フットワークが軽くなる。
なんて単純なんだろう、私。