ヒカリ
「それに、お腹や腕の痣は最近のじゃない?」


誤魔化しようがなかった…。

正直に全て話すべきなの…?

でも…あの人はもういないのに…
今更言って何になるの…?

自分の気持ちが心の中で葛藤する。


「夏希ちゃん…?誰に付けられたの?」


『……何でもありません。』


やっと出た言葉がこれだった。


< 41 / 240 >

この作品をシェア

pagetop