Love.Love.Loving!
『…はぁ、ひび、なんで…?』
「…、」
『ひび、き…?』
「…、」
『…っうう〜…。無視すんなぁ…っ』
「痛っ。…って、はあ?」
ワイシャツを掴んだら止まってくれた。けど、名前を呼んでも返事はしてくれなくて、怒ってる理由を知りたいし、無視されるのも嫌だし。
じわじわと浮かんできた涙。
ドンッと響の背中を叩いてやったら、振り向いてあたしを見下げた双眼は一瞬見開かれ、意味がわからないといった表情で眉は下がった。
「なんで泣くかなぁ」
『っだ、で、』
「あー…うん。わかった。俺が悪ぃのな?」
『…ゔん゙…』
「(頷くのかよ…)ごめん。だから泣くなっつの」
『っじゃ、あ、無視、しない…でぇ…』
ぐすっと鼻を啜って溢れる涙をゴシゴシ袖で拭いながら言うと、「目ぇ傷つく」拭う方の腕を掴まれそこから離される。
と、響はふはっといきなり吹き出した。
「お前、高2にもなってマジ泣きしてんじゃねぇよ」
恥ずかしい奴だな。
クツクツ喉を鳴らして笑う響に、響が無視するからじゃん!と言ってやりたいが、よーく考えてみたら…うん。
恥ずかしい人…かも。あたしって。