四葉のクローバー
途中
神崎から電話がきた。

今まで夢は神崎の家に挨拶に来ていて
今、帰っていったということだった。

神崎から夢が乗る新幹線の時間を聞き
急いで向かった。

時間ギリギリでついた希は
必死で夢を探した。

「夢ちゃん!夢ちゃん!」

窓越しから見つけ叫んだ。

夢も希に気づきドアまで出てきた。

「どうして、こんな所まで・・。」

夢は涙があふれてきた。

息を切らせながら希は

「勝手にいなくなるなよ!
 俺、まだ何も言ってないから!
 ・・・ありがとう。
 頑張れ!
 応援してるから・・ずっと。」

希が言うと
夢は笑いながらうなづいた。

 
 








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