秘密だよ
『あら、驚かしてごめんなさい、小人さん。』
「…」
あんまり綺麗だから、
ぼくは声が出なかった。
『私、白雪姫っていうの。』
「…お姫様…?」
『そう。でも、お城を追い出されてしまって…寂しくて泣いていたら、あなたの素敵な声が聴こえたの。』
「…」
『あなたの歌、まだ歌詞がついてないのね。完成したらまた、私に聴かせてくれる?』
ぼくは思わず、何度も頷いた。
『楽しみだわ。えっと…小人さん、あなたのお名前は?』
「…スニージー…」
『スニージー、約束ね。』

