愛のカタチ

変な感覚



また新しい一週間が始まる。

瀬戸さんは朝早くに、二日ぶりとか言いながら、自分の部屋に戻りそれから出社すると言う。

「一緒に出社出来なくて、ごめんな。」

「…いいえ。」

送ってやれなくてごめんな、とか言われるなら解るけど、一緒に出社出来ない…って。

違う気がして笑ってしまった。

月曜だという事もあり、忙しく時間が過ぎた。

今日は瀬戸さんとの約束もなく、一人の時間がまっているはず。

適当に夕食を済まし、終了を知らせる洗濯機に向かう。

それからアイロンを取り出す。

瀬戸さんのワイシャツにアイロンをあて、しわにならないように畳む。

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