シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
昼休み、お昼を食べる事なく、学校の敷地内にあるチャペルへと足を踏み入れた。
祭壇の前に指を組ながら膝ま着いた。
「神様……私はどうして、すぐイライラしたり、悲しくなったりと起伏が激しいんでしょうか…」
今、思ってる事を言った。
本当はもっと話したいけど、夜、私は自分ん家のチャペルで報告するんだ。
「…それは簡単な事だろ。
お前が人ではなく神ばかりを信じてるからだ。人と話し合う事を知らないからだ」
…は…?
祈ってた私の背中とチャペルに響く颯太の声。
振り返ると、入り口に凭れた颯太が居た。