シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】
修太君や、おじさん…佐和田組長を呼ぶ事すら許されない。

きっと、宮崎組長は弱いんだ。

2人が怖いんだ…。



「この子も何気に可愛いじゃん?
(笑)」



「こいつは関係ねぇだろ。
触んなよ…」



颯太はゆっこを背中に隠した。

私は宮崎組長の横で流れる涙も拭えずに居る。

この状況で、2人を守るなんて、無理な話だよ。



「組長、俺、マドンナとヤりたいんですけど(笑)」



―――私を守る筈なんてない。



「ナイトに選択肢をやろう。
マドンナを選べば、お前を殺るだけで構わない。彼女を選ぶなら、マドンナはこいつらに渡す。
さ、どうする?(笑)」



わかりきった選択肢。
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