高熱にベッド<短&番外>
舌のザラリとして、それでいて柔らかい感触が、熱い肌を這う。
『甘いね…』
…それは、ゼリーの味であって、決して私自体が甘いわけではない。
なのに、自分の唇をペロリと舐め上げながら言う永樹さんの姿を見て、何故だか自分自身が食されているような、そんな気になってしまう。
「ん……」
そして、今の2人の格好を思い浮べる度に、恥ずかしくて。
目を瞑って、唇をギュッと噛む。
「っ……ん」
くすっぐったい感触は、私の口から声となって現れる。
甘く、艶やかに、艶めかしく。
こんなのって、こんなのって……!
「私、死んじゃいます……!」
体が熱くて、心臓が痛くて苦しくて、時折びくつく制御出来ない体が怖い。
ただひたすら顔を背けて、耐える。
『美味しい……』
「………っ!!」
低く言葉を落とす永樹さんに、ドキリと胸が跳ねた。