高熱にベッド<短&番外>
駄目。
駄目。
止めろ、俺。
「あ…っ」
『!!!』
俺は那子の声を聞いた瞬間に、那子の上から飛び退いた。
『何やってんだ…っ』
俺は自分の手を睨む。
今、俺、何しようとした?
触ろうと、した。
いや、触った。
那子の声で自分がした事が分かって。
それでやっと我に返った。
まだ、それは早すぎる。
「那子、ごめん…」
『…もう、終わりれすかぁ……?』
ベッドから離れた所にいる俺を、乱れたままの那子が見つめる。
もう、本当に駄目だって。
次は、抑える自信ない。
なのに、那子は、
『えーきしゃんー…』
ベッドからのそのそと出できて、這うように俺の足元に擦り寄る。
まるで、猫のように。
「…!」
こっちが、必死に耐えてるって言うのにそんなの全く無視で。
第4まで開かれた制シャツからは、俺がさっき遂に触れてしまった所がちらついて。
『なんれぇ…』
「本当に、駄目だって」
『それじゃあ…ゆーわくしちゃいますね…』
…は?
「ちょ、待っ…」
とっくに誘惑なんてされまくってるってば。
これ以上、俺にどうなって欲しいんだ。
『ふふ…とりあえず…』
那子は、残りのボタンに手をかけて、遂に制シャツを脱いでしまった。