高熱にベッド<短&番外>
『え…?』
那子は自由の無くなった手をじっと見て、不思議そうに見つめる。
『…!』
そして何か分かったように、どうにかして手錠を外そうとする。
しかし外れる筈も無く、暫く悪戦苦闘していた那子は、動作を止めて、俺にムッとした表情を向ける。
『…脱げないれすー…!』
…言っておくが、床に座り込んでいる那子は上半身は下着だけに、クシャクシャに乱れたスカート。
…に、手錠。
恐ろしく危ない。
でも俺の目的はそんな事では無くて、
『当たり前でしょ。那子が脱がないようにだもん』
…そう、那子がこれ以上脱がないため、だ。
これ以上は、俺が持たない。
…今でも十分ギリギリだけどさ。
『なーんーれー…!』
『外してくらさいー…!』
…もう、俺の手には負えない。
無責任だけど、頼るしかない。
「…もしもし?俺がなんかやらかさない内に俺ん家来て」