高熱にベッド<短&番外>
俺が呼んだのは、
『お前…!なんだよあの電話…!』
玄関から入るときに危うく転けそうになってる、川岸竜(カワギシ リュウ)に、
『那子ちゃん無事かぁー!』
頭ん中がもう進み切っててパレード状態の、相沢一(アイザワ イチ)、
『なんかやらかすんじゃないかと思ったよ…』
相変わらず冷静で、ため息まで漏らす小田真人(オダ マコト)。
それに、
『何が起こったんですか…!?』
中里唯(ナカサト ユイ)ちゃん。
最近一緒に良くいる、那子の友達。
…で、呼んだ理由は、
勿論、
『え〜きしゃんー…』
『なんか向こうの部屋から良からぬ声が聞こえたんだけど』
竜の顔が強ばるのは、言うまでもなく。
今は、俺達五人はリビングにいて、さっき俺達がいた部屋は…つまり那子がいる部屋はリビングに繋がってるんだけど、扉をしめて、…言わば隔離している。
『助けて下さいお願いします』
『なんだよ…!お前がこんなの気持ちわりぃなぁ…』
一は若干引きながらも、
『…しょうがないなぁ』
なんて、頼られた事が嬉しいのか若干気持ち悪い笑みを浮かべた。
そして…、
一が扉に手をかけ………
「ちょっ…!」
俺の制止は一には届かず、少し開いた隙間から中を覗いた一は、
『――!?』
目を見開いて一歩後ろに後退し、急いで扉を閉めた。