高熱にベッド<短&番外>
『永樹さん…!私じゃもう無理です!!』
「え?」
疲れ切った顔の唯ちゃんは扉から顔だけをだして俺に手招きする。
『永樹さんじゃなきゃ駄目みたいです』
部屋に入って目に映った那子は、さっきのままの格好で、暴れたんだろう、頬を火照らせて息をきらしながら涙を浮かべている。
『え…きしゃ……っ』
半端なく色っぽい。
『さっきからずっと永樹さん永樹さんって…、そればっかなんです』
唯ちゃんは、呆れた口調なのに顔は笑っていて。
そのまま部屋から出ていった。
これじゃあさっきと状況が一緒になってしまう。
『え…きしゃん〜…えーきしゃんえーきしゃん……』
それでも、結局那子の近くに寄ってしまい、手の届く所まで行ってしまう。
『はず…してく…らさい』
「………」
『ぎゅーっ…てしたい…』
…ここで心揺らぐ俺は結局那子に触れてほしいと願っていて。
誘惑に負けた俺は那子の手にかかる手錠を外してしまう。
『うへへ〜えーきしゃんっ』
その途端に俺に突進してきた那子。
「………っ!」
お腹あたりに顔をすり寄せる那子はまるで猫のようで。
『しゅきしゅきー…』