高熱にベッド<短&番外>
中から唯ちゃんと那子の声が聞こえてくる中、何か手伝えるかと部屋に入ろうとして締め出された俺達。
『俺等4人もいらなくね?』
『テンパっててなんか全員呼んじゃった』
一が言った事は最もで。
部屋に男が4人もわんさか。
だってあの時の俺の判断力は、かなり低かった筈。
『つくづく那子ちやんには驚かされるよなー』
「ん?」
椅子に座りながらコーヒーを飲む真人が、含み笑いを浮かべながら俺をじっと見る。
『お前が予想外ばっかの行動するからだよ。
今日の飲み会だって、寄ってくる女の子に前だったら別にどうでもよさげにあしらうだけだったのに今日は那子ちゃんの名前だして牽制してさ。おまけにあんな那子ちゃんに手も出さないで俺達呼ぶし、珍しくテンパってたらしいしな』
「…うっさい」
『ほらその反応。本当新鮮』
…真人には適わない。
「生暖かい目で俺を見んな」
『ははは』
はははじゃないし。
何その爽やか。むかつく。
俺は無意識の内に変わってしまっていたらしい。
それを無意識で、準備が出来ていない状態で指摘されると何だか照れくさい。