高熱にベッド<短&番外>


相変わらず直行で欲望に向かうその精神。

…最早尊敬してしまいそうだ。


『だからさ、していい?』

「家の前ですよ…!」


流石に、危ない気が。


『最初から那子は拒否できないから残念でした』


間もなく、噛み付くようなキスをされて。
私の意識はふわふわと浮かびあがる。


「んっ…ふぅ」


中にまで聞こえるわけは無いのだが、口から漏れる声が堪らなく恥ずかしい。

場所が場所なだけに、いつもより。


『キスがお仕置きなんて、嬉しい?』

唇が離れて、なんやかんや受けてしまって恥ずかしがってる私を見て、クスリと笑って耳元に口を運ぶ。

『喜んでるようにしか見えないよ、那子』


「……違います!」


『意地はっちゃって』


素直になったら、どうにかなってしまう。
意地くらい、はらせて欲しい。


『ま、確認出来たし。帰ろうかな』

「もう…!一体何しに来たんですか!」


キスだけして帰るなんて、自由過ぎる。


『そんなの、那子を味わいに』






………聞かなきゃ良かった…!!!!!!!



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