高熱にベッド<短&番外>
体が後ろに引き寄せられて、体に腕が回されている。
『お前等まじでふざけんなよ』
その声は伊勢君で。
顔は見えないけど、声のトーンからして怒ってるのが凄くわかる。
私の腕を掴んでいた男子も畏縮してしまっている。
「あ、ありがと伊勢君」
…凄く助かったんだけど。
……この体制はちょっと…
永樹さんが見たらどう思うか。
「もう離してくれて大丈夫だよ?」
振り返ってそう言ったのに、伊勢君は腕を解こうとしない。
…????
「あの…永…樹さんに怒られるから…」
思わず名前を出してしまう。
だって、なんかもうわけが分からなくて。
『そうなんだよねー俺怒っちゃうんだよねー』
…え…この声はまさか…
「なん…で」
『そんな事どうでもいいの』
間違いなく、目に映るのは、永樹さん。
『ねぇ、俺怒ってるよ』