promise ~夏の約束~
「また何かあったら連絡ください。」
「おじいちゃんも無理しないでね。」
病院の外で見送るおじいちゃんに手を振りながら、俺たちは駅へと向かった。
そういえば初めて再開したのは駅だったか?
動揺して声をかけられなかったが、確かにあれは雪姫だった。
「…ふっ。」
よく考えればおかしな話だ。
あんなに悩んで
傷ついて
苦しんだのに
今は隣に雪姫がいる。
「何笑ってんの?」
隣で笑う雪姫がいる。
「いや、別に。」
あの日のまま止まっていた時計が
動くのを感じていた。