promise ~夏の約束~
「…は?」
俺は思わず自分の耳を疑う。
さよなら?
何から別れるんだよ。
何から…逃げるんだよ!
「もう、手を離していいよ。ゆうちゃん。」
今度は俺の方を見つめる雪姫。
「な…に言ってんだよ…。冗談…。」
「冗談じゃないよ。」
笑い飛ばそうとした俺の言葉も真剣な雪姫に遮られる。
…やめろよ。
やめてくれよ。
まだ俺はお前に伝えたいことがあるんだよ。
まだ言わなきゃいけないことがあるんだよ。
…なぁ、雪姫。
頼むよ。