【短編】幼なじみの恋物語

「マジで？」
祐也はやはり驚いていた。
「マジで」
俺は答えた。
「そっか。渚か」
祐也は言った。
「俺、好きなのかな？」
「ドキドキするんだろ？今までと違うんだろ？」
俺は頷いた。
「俺もそうだったよ。夏美を好きになった時」
「えっ？」
「俺が夏美と付き合うことができたのは、おまえのおかげだし」
祐也はニカｯと笑った。祐也が夏美を好きになったのは、俺が祐也に夏美を紹介したから。夏美は渚の友達で、俺も仲が良かった。そして、二人は付き合うことになった。
「だから、今度は俺がおまえの力になる」
祐也は言った。