【短編】幼なじみの恋物語
授業中は、夢の中だった。




放課後になり、帰る準備をしていた。
「春、今から帰るの?」
渚が聞いてきた。
「帰るけど」
俺は答えた。
「一緒に帰ろ」
「夏美は?」
「あっち」
渚が指を差した方を見た。そこには、楽しそうに話す夏美と祐也の姿。



そうゆうことか。




「帰るか」
「うん」
そして、渚と一緒に学校を出た。渚と帰るのは、初めてではない。よく一緒に帰っている。
いつものように、帰っていた。いろんな話しをしながら。
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