変人執事とツンツンお嬢様
――――……
『これから第37回入学式を始めます。一同、礼っ』
マイクを通して聞こえる声に従い、頭を下げる。
人生で一度の入学式が始まった。
周りは知らない顔ばかり。
……当然だ。
私はわざわざ地元から離れた学校にきたのだから。
中学生のとき、少なからずいじめを受けていた私。
周りはみんな庶民で、平凡な人たちばかりで。
私が浮いていた。
でも、ここは違う。
みんな私のような人ばかりで、浮くことも目立つこともないだろう。
「……はぁ」
中学生のときから、こんな学校にめぐりあえていたらよかったのに。
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