変人執事とツンツンお嬢様


――――……



「ぁ、弥呼…」


「ま、待たせて悪かったなっ」




現地集合 ということで、私たちが待ち合わせ場所に着いたときにはもう向こうが待っていた。


向こうの執事は本当に優秀そうだな…



チラリと斜め上を見ると、少し後ろに彼の顔がみえた。





「どうなされました?」


「っ、いゃ…なんでもないっ」


「?」




あぁあぁぁ また私は…


今日はそんなに暑くないはずだが…なんでこんなに顔が火照るのだろう。





「鞠千代さま、弥呼さまもいらしたことですし」


「………ぅむ。弥呼、いこ」


「ぇっ…うゎっ!!」




グイっと腕を引かれ、転びそうになる。


力が強い、んだな、やっぱり。




「…案内して……」


「かしこまりました。」




綺麗にお辞儀をし、少し前を歩く向こうの執事。


後ろには、微笑みながらついてくる私の執事。






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