変人執事とツンツンお嬢様


「弥呼さまはお肌がキメ細かいですね……洗っていてとても楽しいです」




ふふふ と笑う彼に、短く相槌を打つと



ふと、唇に指が当たった。





「っ…!!!//」


「ぁ、失礼いたしました。
泡が口に入ってしまいますね」





(こ、この執事は…!!///)



確実にわざとだ。


……だが、わざとだとわかるからこそ恥ずかしい。





「そんなに照れないでください。お顔が赤くなっていますよ?」


「別に照れてない!!!!//」






………あれ、

なんでこんなことで


唇に指が当たっただけでこんな





「では、流しますね」





声が近い



きっと、横から見たらものすごく顔が近いだろう。



直接吹き込まれるようにして届く言葉に


戸惑う自分がいる。




なんで私は


こんなに慌てていて

戸惑っていて



こんなに、恥ずかしく思うんだろう……






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