光の魔法を君に

夕暮れ時


村が夕焼け色に染まる。





「風・・・強いね。」

誰かが呟いた言葉も風にかき消される。



「ね・・・いまなんっ!!あ!!!」


さっきよりも強い風が吹いてあたしの頭から・・・



帽子が飛んで行った・・・・。





金の髪が・・・





「!!夢羽!」


空があたしの名前を呼ぶ。



急いで帽子をとろうとすると・・・











「・・・・バケモノ・・・」


小さいけれど呟かれた言葉に体が硬直する。


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