光の魔法を君に



掌を見ても血塗られてる感触。






もう元には戻らないだろう。と、本能が告げる。








“自分にないものを人に求める”




誰かがそう言っていたのを思い出す。






当てはまる。思いっきり。






俺にないものを夢羽は幾つも持っている。










汚れにまみれて堕ちた俺には綺麗すぎて・・・






時に、壊したくなる。




けれど、









この手で守ってやりたいと思うのも事実。








夢羽の手を汚したくない。
返り血を浴びさしたくない。





矛盾する感情は俺を締め付け迷わせる。




< 343 / 565 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop