光の魔法を君に
「そうだね。でも・・・感謝してる。」
ハッと驚いたように目を見開いた夢羽。なんで?と顔が物語っている。
俺はクスリと笑みを漏らして
「夢羽を守る力を手に入れれたから。」
そう、君を守るための力を手に入れた。
「・・・でもっ!!」
何か言いかけた夢羽口に指を当てて、
優しく、語りかけた。
「・・・少し、昔話をしようか。」
俺の記憶を俺の口から話そう。
俺が、闇色の存在として誕生した日を。