光の魔法を君に
戻ってくれよ・・・・!!
グッと力を込める。
その瞬間、
「ん・・・」
と声が聞こえ戻った!と思ったけど起きたのはジェルだった。
「・・のぁ・・・」
俺と子供を見るなり静かに頬を濡らす。
「・・・もう、いいよ。いいの・・・・。」
俺の手に触れてやめさせる。
力無い声が俺を
「・・・助けられないの・・。」
苦しめる。
「・・・ごめんね。辛い思いさせちゃって。ごめんね・・・」
涙を流していると思って、頬に手を当てた。
____けど、彼女の頬は濡れていなかった。