光の魔法を君に



そして、記憶を受け継いだのは夢羽の父親。




魔法界の王様。




王様は予言や予知をすることに優れていて夢羽が生まれたときに夢羽の未来を見て、嘆いた。愛しいわが子が辿る運命を。


だから、俺を闇色の存在にした。




夢羽の支えになると願って。






俺を、魔属にするとき王様は涙を流しながら俺に謝罪をした。




俺は訳が分からず、その時はキョトンとしていた。




けど、今なら分かる。






___自分の全て命も理も運命も力も記憶も全てを俺に預けて夢羽を守れと全てで俺に賭けた父の愛を。








そして、俺は


力も命も理も、記憶も



手に入れた。




記憶の闇に触れた。





手にした、力。






それが___



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